山寺ほか
山形県に立石寺(りっしゃくじ)というお寺があります。通称「山寺」と呼ばれています。
じつは比叡山延暦寺の別院だそうで、天台宗のお寺です。
このお寺には五大堂という山腹に作られたお堂があって、ここからの眺めが最高だそうです。
下から見るとこんな感じ。結構高いところにあります。
ここが何かのドラマで舞台として使われていて、一度行ってみたいと思っていたのです。
で、全国的に大雪という天気予報が出ていた11日の金曜日、下道でのこのこ出かけていったのでした。
いつも車中泊だとツラいので、今回はビジネスホテルに泊まることに決めていました。
いつも使っている東横インの山形県内のホテルを調べてみると、全部空き室なしでした。
仕方ないので、隣県の宮城県に宿を取ることにして、仙台駅前のホテルを予約しました。
東横インは、クラブメンバーになっていると日・祝日は3割引で泊まれます。
通常5980円のところ、この日は建国記念日だったので4186円で泊まれました。なかなかにお得です。
せっかく仙台にきたのだからということで、例によって「利久」で牛たん焼定食を食べました。
今回は奮発して1.5人前です!
11日はまだ雪も少なかったですが、翌朝になってみると雪が積もり始めていました。
ホテルの部屋から見たところ。手前側の線路は東北新幹線です。
ここから目指す山寺までは約65km。2時間くらいで着くはずです。
で、着きました。途中の道は雪が結構あったものの、
除雪車が出ていたので走るの自体はそれほど問題なかったです。
が、山形県側は宮城と違ってかなりの積雪です。
ちなみに、上の写真に「奥の細道」と書いてありますが、ここ山寺は、
松尾芭蕉が旅の途中で立ち寄り
「閑さや岩にしみ入蝉の声」と詠んだ場所であるということからきています。
敷地内に芭蕉の句碑もありました。
さて、まずは山のふもとにある建物から見学を始めました。
これは山寺の本堂です。根本中堂と呼ばれています。
延暦寺にも根本中堂がありますね。関連があるのかな、などと考えると面白いです。
根本中堂の隣には日枝神社があります。 お寺と神社が並んでるのって不思議な感じですが、
日枝神社は山寺の守り神だそうです。 日枝神社と名のつく神社は日吉大社から分かれたもののはずで、
これまた関わりを考えると興味深いです。
下は見終わったので、いよいよ山に上がります。
こんな石段を上っていきます。
全部で1015段もあるそうです。ほとんど雪で覆われており、歩きにくいです。
かなり上って、ようやく奥之院までたどり着きました。
閉まってました。えぇ~
でも、五大堂からは、すばらしい景色が見られました。
これだけでも満足です!
このあと下に降りましたが、何度か滑りました…とっさに手すりを掴んで事なきを得ましたが。
雪の石段は上がるよりも下る方がずっと難しいですね。
足でもくじいたら家に帰れなくなるところでした。
山寺を見終わった後、最上峡の雪景色を見に行くことにしました。途中の道は大変な積雪で、
家の一階部分まで雪が積もっていたり
(人が出入りするところしか除雪しないので道路脇に雪が積み上がっている)、
道路の真ん中あたりまで除雪した雪の山が崩れて広がってきていたりとなかなかにカオスでした
途中立ち寄った「道の駅とざわ」などは雪に埋もれてしまっていて
使い物にならない状態
それでも、最上川の景色は楽しむことができました。
十分観光したので、これで帰ることにしました。 帰り道で思わぬことが待ち受けていましたが…
次回に続く。