北海道旅行(4)

5月26日(4日目)

4日目は稚内~釧路。南東に向かって進んでいきます。

最初に、前日行けなかったところをまわりました。

まずは野寒布(ノシャップ)岬。稚内からは車で数分のところです。

朝早い(まだ7時くらい)こともあって、anikiの他には誰~もいませんでした。😅

ここからは利尻島の利尻山(利尻富士)がよく見えます。

「~富士」の名を持つ山はみんなそうですが綺麗な山体ですね。😀

 

また、ノシャップ岬には航空自衛隊の基地があります。高台にレーダーが見えました。

 

その次に行ったのが前日に行けなかった宗谷岬です。

日本最北端の地の碑。ここが日本の一番北だと思うとちょっと感無量です。よくここまで来たもんだ…😆

間宮林蔵の像。間宮林蔵って、ここまで歩いてきたんでしょうか?すごすぎ。

「最北端」を売りにしまくる、商魂たくましい😅店たち。

 

どの店も「日本最北端到達証明書 販売所」なる看板を掲げてるのですが、なんじゃそりゃ?

自分の足でこの地に立ち、目で景色を見て、写真も撮ってるのでそんな証明書いらないやと思い、

買いませんでした。😅

 

さて、一通り宗谷岬を見たので次の目的地に向かうことにします。

といっても北海道の北東部は特に目立つ観光地もなく、またこの日の宿である釧路までは

相当な距離があるので、お昼ご飯を食べる以外はひたすら海沿いをドライブといった感じの一日になります。

次の目的地は紋別、距離は約180kmです。

 

紋別までの中間地点あたりで立ち寄った道の駅「マリーンアイランド岡島」。

船の形をしていました。

朝から天候が怪しかったのですが、このあたりからとうとう雨が降り出していました。

 

で、宗谷岬を出てからおよそ3時間、ようやく紋別の街に到着しました。

ここでの目的は、ずばり昼飯です!と言うより、宗谷岬からここまでの間に大きな街が一つもなく、

ちゃんとしたご飯が食べられそうにないのです。😲

コンビニすらほとんど見かけません。。。

 

お目当ての店は事前に調べてあって、まっすぐそこへ向かいました。「味処あづま」です。

狭い路地にあるお店でしたが、店の向かいが駐車場になっていて便利でした。

11:30ごろに着いたので、他にお客さんはいませんでした。やっぱり平日だと空いてていいですね。

 

日替わりメニューを頼んだら、ほっけとアカガレイのどっちにする?と聞かれたので、ほっけにしました。

しばらくするとほっけの焼魚定食が出てきました。

写真撮っていいですか、と断って、携帯で写真を撮りました。

このほっけがまたえらい美味しくて…会社の社員食堂でたまにほっけが出るときがありますが、

そんなのと比べものにならないくらいに脂がのってて身が厚かったです。😁

ここでもまた、北海道旅行の途中なんですよーという話をしたら、外に停めてあるanikiの車を見て、

へえあれでずっと走って来られたんですか~😲と仰ってました。(まあたいがいそういう反応ですわな😅)

 

あと、店のカウンターに岩が飾ってあったので

(上の焼魚定食の写真の左上に写っている黒い物体がそうです)、これ何ですか?と聞いたら、

流紋岩という石だそうで、だいぶ前に近くで採ってきたんだということでした。

中にオパールの原石が入ってることがあるんだとか。

岩をひっくり返して見せてくれたのですが、たしかにオパールの原石がちょっと見えていました。

 

昼ご飯を食べたあと、近くにあるオホーツク流氷科学センターに寄ってみました。

道の駅「オホーツク紋別」に併設されている施設です。

冬にオホーツクに流れ着く流氷についての説明や展示があります。

展示の目玉として厳寒体験室というのがあったので入ってみました。

用意されている防寒具と手袋を着けて入ります。

説明員の方から「写真を撮っても大丈夫ですが、カメラを出しっぱなし

にしていると電池があっという間になくなるので注意してください」と言われました。

中は-20℃に保たれており、流氷の実物や氷漬けの動物が展示されていました。

 

体験室から出ると、眼鏡が凍りました😅

昔デンソーの工場を見学したときに低温実験室に入らせてもらったことがあるのですが、

そのときも暖かいところに戻ったときに眼鏡が凍ったことを思い出しました。

 

さて、紋別の街を出発して次の目的地は硫黄山(アトサヌプリ)です。

(本当は硫黄山の前に行きたかったところがあったんだけど時間がなかったのでスキップ…)

サロマ湖、網走と走り抜けて美幌峠というところにさしかかったところで、

辺りがものすごい霧に包まれました。視界はせいぜい50mしかなく、

前も後ろも全然見えなくなってしまいました。😲

何だか危険を感じたので、フォグランプはもちろん滅多に点けないリアフォグまで点けました。

ラジオの天気情報では「美幌峠は霧が出ており、…」と毎回のように言っていたので、

どうやら霧が出まくるところのようです。

 

そうこうするうちに硫黄山に着きました。雨が降っていて見物するには適さない天気でした。😟

硫黄山は活火山で、硫黄ガスが吹き出ています。アトサヌプリというのはアイヌ語で

「裸の山」という意味なんだとか。

あたりに硫黄の臭いがしています。地面もところどころ黄色くなっていて

ヤバそうな雰囲気です(危険はないはずですが)。

ガス噴出口のすぐ近くまで行って見物している人もいましたが、

anikiはヘタレなのでそこまで近づけませんでした😅

ちなみに、こんな看板が立てられています。

暴力団が玉子を売っているのでしょうか?

 

硫黄山のそばには硫黄山レストハウスという土産物屋があり、多くの人がお土産を買っていました。

anikiも職場の人のために「硫黄玉」なるお菓子を購入しました。

レストハウスの2階は硫黄山について学べる資料館になっており、

硫黄山の歴史などなかなか興味深い展示があったのですが、

こういう施設の常で見学者はほとんどいないようでした。

せっかく来たのにこういうのを見ないのはもったいないね。😟

 

この日は硫黄山を見たあと、北海道の東の端まで行ってみるつもりでした。

しかし硫黄山を発ったときはもう16時をまわっており、もう行っている時間はなさそうでした。

仕方ないのでそれは明日行くことにして(またかよ)、今夜の宿泊地である釧路へ直接向かいました。

 

 

宿に入る前に釧路湿原を見に行きました。

霧多布(きりたっぷ)湿原センターというところから湿原を一望できるということでした。

しかし、センターに到着したのは17:30くらいで、すでに閉館時間を過ぎていました。😢

くやしいので、センターの駐車場にあった釧路市の案内看板だけ撮影(意味なし)😅

幸いなことにセンターの近くにパーキングエリアがあり、そこから湿原を少し眺めることが出来ました。😀

写真ではよくわからないですが、見渡す限りだだっ広い原野のような感じで、

それがすべて湿原だそうです。北海道に来てから何度も同じようなことを経験していますが、

相変わらずスケールの大きさに驚かされます。

 

で、湿原を見物したあと釧路市街に入り、ホテルにチェックインしました。

この晩の宿は「釧路プリンスホテル」。ちゃんとしたホテルです😀

部屋はこんな感じ。

札幌の時と違ってシングルの部屋なので若干狭いですが、夜景側の部屋で予約したので

眺めは大変よかったです。

 

晩飯はホテルのレストランで宿泊客限定コースというのをいただきました。

前菜、刺身、天ぷら、海鮮丼、デザートが出てきて、まあ美味しかったのですが

ホテルのレストランということもあって値段は若干お高めでした…😅

 

席はカウンターになっており、目の前で調理してくれるので見てると楽しいのですが、

またしてもお客さんがaniki一人しかおらず(平日でシーズン外れのせいか?)、

食べている間、板さんがすごく暇そうにしているので何だか空気が重く感じられ…

たので今回も雑談することにしました😁

 

釧路は気温が年間を通じて25℃を超える日がほとんど無いんだとか、

先週くらいまではお客さんがたくさんいたけど今週は少ないですねとか、

釧路は湿原くらいしか見るものないんですよ(自分たち地元の人間は飽きちゃってもう見に行かないらしい)

とか、釧路のことについて色々話してもらいました。

このホテルで板さんと雑談する客なんてほとんどいないでしょうが、まあ気分転換になったんじゃないでしょうか。

あっはっは😅

 

ちなみに、宿泊者限定コースを頼んだわけですが、本当に宿泊客なのかどうか確認されませんでした。

どうして確認しないの?と聞いたところ、一般のお客さん用のメニューには載せていないんだそうです。

なるほど、どうりでこのコースって客室にあったレストラン案内にしか載ってないわけですね。

 

部屋に戻って釧路の夜景を眺めつつ、明日の予定を立てました。続く。

この日行けなかったところ:

ノースプレインファーム本店←火曜が定休日だった😢

サロマ湖展望台←道路が冬期通行止め中だった😢5月末なのに冬期?

知床峠

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